ライフスタイル

自宅の家賃は下がる?値下げ交渉のやり方

投稿日:

様々な絵が組み合わさって描かれている家

毎月固定で出て行く家賃は家計にとって大きな負担ですよね。数パーセントでも下げられれば月に数千円は最低でも浮くことになるので、大きいですよね。意外と知らない人が多いけど、家賃はちゃんと交渉すれば下げることができます。民法で家賃の増減の請求はきっちりと明記されていて、一旦契約しても後から値下げ交渉をすることができます。今回は家賃の下げ方について解説するので、知らない人は是非参考にしてくださいね。

スポンサーリンク

なぜ賃料が下げられるのか

冒頭でも少し触れましたが、民法に借地借家法というのがあって、そこに賃料増減額の請求権というのが定められています。要は経済事情の変動や公租公課の変動、周辺の賃料相場との間に乖離が生じたさいには賃借人(入居者)の側からも賃貸人(大家さん)の側からも家賃の増減を請求できるというものです。

ポイントは、条文の中に「当事者は契約の条件に関わらず~」という文言が入ってることです。つまり、賃貸借契約の更新時とか借りてから何年経ってなきゃいけないとか、そんなものは関係なく常に家賃の増減を契約の相手方にお願いできるってことなんですね。

大家サイドからも家賃の増減の請求権がある、というのも一つポイントでしょう。大家さんが家賃を自分から下げに来ることはまずないので、将来値上げ交渉される可能性もあるってことです。

スポンサーリンク

タイミングとロケーションも重要

日本も高度経済成長期には土地神話なんてものがあって、不動産の価格は一生上がっていくと思われていました。昔の賃貸借契約書を見ているとよく、何年ごとに何パーセント家賃は上がるものとする、みたいな契約内容が結構あります。

そんな時代に大家さんに家賃を下げてくださいなんていっても上手くいかないのは目に見えてます。逆に、安いから上げてくれよ、とか、そんなお願いするんだったら出て行ってくれ、って話になっちゃいますよね。

でも今は違う。日本の人口は増加から減少に転じて、空き家の数がとんでもないことになってるような時代です。大家さんとしても入居者がいなくなると収入がなくなってしまうので、値下げの要求もある程度飲まざるを得ないシチュエーションがかなり増えてきたんです。

スポンサーリンク

と、ここまでは大きな時代の流れでみた一般論ですが、実際にはもっと細かく吟味していく必要があります。昔に比べると日本全体で見たら不動産は総じて弱気な時代ですが、大都市圏は逆に人口が流入していて、銀座の不動産価格がバブル期のピーク期を超えたなんてニュースもありましたよね。東京の主要5区(千代田、中央、港、渋谷、新宿)を筆頭に、大阪、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡等の大都市圏も比較的大家さんは強気です。

正直なところ、上記に挙げたような都道府県の繁華性の高いエリアの駅チカ・築浅物件は賃料減額の改定は今は厳しいでしょう。景気もいいし、不動産も上がってるし、何より人気なので。人気な物件は仮に大家さんが賃料改定を拒んで今の入居者が出て行ったとしてもすぐに空きが埋まりますからね。そうなると大家さんは値下げに応じる必要がないわけです。

タイミングという点をもう少し詳しく見ていくと、学生街とかで多いですが、新学期の始まる4月の手前の家探しの時期、つまり年明け~2月・3月は新しく家を探してる人が沢山いるので、需要が極めて大きい時期です。こういう時に値下げ交渉が上手くいかないのはよくわかりますよね。だから、人の動きの少ない時期を狙いましょう。

少し長くなりましたが、まとめると、大都市の便利な場所で家を借りている人は今々賃料の値下げをお願いしても減額改定の可能性は低いですが、それ以外の人はチャレンジしてみる価値ありです。

スポンサーリンク

どうやって賃料を下げるのか

家賃は下げられるもの、というのはここまでの説明でご理解いただけたと思いますが、じゃあどうやって下げるのか、という話です。以下参考にしてください。

書面を用意

「家賃減額のお願い」とか「賃料改定のお願い」といったタイトルでワードで文章を作りましょう。A4一枚になぜ家賃を下げて欲しいか理由を書きます。生活が苦しいとか、個人的な理由を書いても良いですが、それだけだと少し弱いです。自分で調査したなりに、近くにもっと安い物件があって、ここはこれくらいで募集してるとか、そんな情報を載せましょう。

そして最後に「いくらから、いくらにして欲しい」かを必ず書きましょう。自分の住所と名前とハンコを書面の中に入れるのも忘れずに。

それを大家さんの自宅や事務所に郵送しましょう。住所がわからない場合は仲介会社が間に入ってると思うので、仲介の担当者に手渡しして念押ししましょう。※賃貸借契約書の賃貸人の押印がしてある部分に住所は記載されています。

可能であれば賃貸人に直接連絡し、面談する

値下げをお願いする書面が大家さんに届いたら、大家さんに電話してみましょう。連絡先が不明な場合は、こちらも仲介会社が間にいると思うので、聞いてみてください。大抵の場合は家を契約したときの書類に大家さん又は仲介会社の連絡先が入ってると思います。

間に仲介がいる場合も、できれば大家さん(建物の所有者)に直接連絡して「手紙を送った家賃の件で」と言ってあいましょう。大家さんのところに実際に足を運ぶのがポイントです。会った方が家賃が下がる可能性が高まります。

賃貸人と面談が実現したら、家賃を下げて欲しい理由をしっかりと述べましょう。決して高圧的な態度は取らずに、理由は明確に述べてください。あと、相手も人間なので情に訴えるのも忘れずに。郵送した書面のコピーは必ず準備して、手元において説明しましょう。うまくいけば、お願いした金額の半額、理解のある大家さんであれば満額の回答もあるかもしれません。

仲介会社を通して欲しいと言われることもある

仲介会社に建物の管理を丸投げして、自分は家賃収入を得るだけであまり細かい契約ごとにタッチしない大家さんもいます。そういう人は連絡しても仲介会社とやってください、と言ってくるでしょう。その場合は無理にそこで粘らずに、仲介会社にしっかりと意向を伝えて、大家さんに要望を伝達して欲しい旨を念押ししましょう。

ただ、ひとつわかってほしいのは、仲介会社は基本的に面倒事に巻き込まれたくない立場です。あなたの主張が正しくても協力的でない人たちも沢山いるでしょう。そのことは事前に理解しておいてください。

賃貸借契約を締結しているのは借主と大家さんです。本来、賃料改定の話は大家さんと直接すべきなのですが、間に仲介を入れないと話が進まないことは多々あります。

覚書を結ぶ

仲介を通して賃料減額に至った場合は仲介会社が覚書を作成してくれるでしょう。そうでない場合は借主か貸主のどちらかが用意しないといけません。賃料改定覚書とネットで検索すればサンプルが沢山出てくるので、良さそうなものを選んで自分で作成しましょう。

ちなみに、覚書とは原契約(もともとあった賃貸借契約)の内容を変更したり、新しい規定を追加したりするのに使用します。

覚書を結ぶ代わりに、新しく賃貸借契約を巻きなおすこともあります。

値下げに応じてもらえないケースも当然ある

そもそも値下げが厳しい時期やエリアがあると先ほど言いましたが、それ以外の理由で大家さんから賃料の減額のお願いを却下されることも当然あります。

大家さんの中には色々な人がいます(会社もあります)。余裕のある暮らしをしていて、資産運用で不動産を保有してる人もいれば、受け取った家賃で生活してるような人もいます。当然、下げてくれやすいのは前者の方です。後者は生活がかかっているので、家賃を下げればその分自分の生活の質を落とすことになりますから、ちょっとやそっとじゃ値下げに応じてくれないでしょう。

また、性格的な問題で値下げの話を一切受け付けてくれないような人もいます。こういう人にいくらお願いしても時間の無駄なので、さっと諦めたほうがいいでしょう。

スポンサーリンク

契約期間の延長で相手の納得感を高めるやり方もある

大家さんが値下げに渋っている場合、契約期間を延長する代わりに家賃を少し下げてくれないか、と依頼するのも賢い方法です。ただしこれはある程度の期間、その家を借り続けることが前提になりますので、近い将来引越しする可能性があるような人はやめておいたほうが賢明でしょう。契約期間を延長して家賃を下げた場合には解約した場合のペナルティが盛り込まれることも多いので。

さいごに

自宅の家賃は常に固定で決まっているもの、というイメージを持っている人も多いようです。実際にはそんなことはなくて、自分で大家さんや仲介に頼んで家賃を下げてもらった、なんて人は気づかないだけで沢山います。

あと、一度した契約を途中で変更してもらうことっていいの?と疑問をお持ちの人もいるかもしれませんが、最初の方で言ったとおり、借地借家法で家賃減額の請求ができることはしっかり定められています。間違ったことではありません。

あと、大家さんの側も家賃の引き下げの交渉をされた位では借主を追い出すことはできません。不動産の賃貸借契約は借主に有利なようにできており、大家さんとしては正当な事由がないと借主を追い出すことはできないのです。そして、家賃交渉は賃借人を追い出す正当事由には当たらないということです。

-ライフスタイル

Copyright© i-kun reports. , 2019 All Rights Reserved.