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Iターンてどうなの?東京を出て地方就職した赤裸々な話!

更新日:

北アルプス

Iターンは都市部の出身者が地方に移住して地場企業で働き生計を立てることをいう。僕は少し変わった経歴で、神奈川で育ち、東京の大学を卒業した後、新卒で長野の企業に就職してる。

今回は、どうして長野の会社に就職したか、実際の生活はどうだったかについて振り返って、最後にIターンについて僕なりに考えたメリットとデメリットを話すね。都会出身者で、地方への移住を考えている人の参考になれば嬉しいです!

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Iターンに至った経緯

諏訪湖

就活中に長野の企業からスカウトあり

元々マスコミ志望だったから、就職活動はほぼマスコミ一本に絞ってたんだけど、就職氷河期や業界的に不況だったこともあって全然上手くいかなかった。そんなとき、たまたまリクナビのプロフィール登録欄の希望勤務地で長野県にチェックを入れていたら、とある会社からオファーがきた。

怪しい会社なのかな?と思いつつも、交通費も支給してくれるんで説明会兼面接にいったら、役員が出てきてその場で内々定がもらえた。色々調べたけど、規模も業歴もあり、しっかりした会社だったのでそこで働くことに悪いイメージはなかったね。

長野にいくと決めた理由

もともと長野には毎年家族旅行で訪れていて、血縁的には縁もゆかりもない土地で知り合いも誰もいなかったけど、そこで働くことにネガティブな要素はなかったかな。一人暮らしすらしたことはなかったけど、知らない土地にいって働いて生計を立てることにワクワク感を覚えてました。

あと自然が好きだから、身近な環境に大自然がある環境にも憧れていたかもしれないね。

地場企業に就職するということは、生涯その土地で暮らすということだから、普通に考えたらそこそこ重い決断だったと思うんだけど、あまり深く考えていなかったのが実情!

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長野での仕事・生活

長野市

県外出身者は僕だけ

会社の内定式の前の懇親会で将来を一緒に過ごすことになる同期たちに初めて会った。驚いたことに、長野出身者でないのは自分だけだった。さすがにこのときはアウェイ感を感じた。同期が40~50人くらいいたけど、みんなの前に立って自己紹介したときも結構驚かれた。

そもそも、割と歴史の長い会社だったけど、長野に縁もゆかりもない社員は僕が初だったらしい。会社に入って働き始めてからも、「何で長野にきたの?」といろんな人に聞かれたよね。

右も左もわかならない

土地勘がまったくなく、東西南北がどっちなのか全然わからなかった。同期に飲み会でどこどこ集合ねと言われても、それがどこを指すのか意味不明だった。職場でも町や交差点の名前くらいは覚えていないと話にならないから、地図を買って勉強したりもしたね。

長野は蕎麦というイメージが強いけど、ラーメン屋も結構沢山ある。僕はラーメンが大好きだったから、仕事が終わった後や土日にいろんなラーメン屋にとにかく行きまくった。その繰り返しが功を奏して自分の頭の中に「長野マップ」が出来上がって、土地勘がついてきた。

おかげで入社早々「激太り」したことは言うまでもないね。それまで体重は62キロくらいで、いい感じに安定していたけど、一瞬で70キロを超えてさすがに焦った。

仕事では同期より優遇される

初の県外出身者で、学力的にも周りの人達より秀でた大学を出てたから、会社の役員が僕にかける期待は大きかったし、将来はトップになってほしいと入社早々言われてた。

それはそれで嬉しかった半面、プレッシャーも勿論大きかったし、所属する部署や給料の面で明らかに最初から優遇されてたから、同期や先輩からは冷ややかな目線で見られたりもした。

そこについては、元来人間関係の作り方はうまい方だったから、喋る人全員に八方美人になって乗り越えたね。会社の上層部、先輩、同期を問わず、食事や飲み会などに誘われたら絶対に断らず、自分からも積極的に会話して相手の気分を害さないように好かれる努力をしました。

プライベートの交友関係

入社する時点で長野に知り合いは誰一人としていなかったから、私の長野での交友関係は99%職場絡みだった。仕事が終わったら同じ会社の同僚や先輩、別の支店の人たちと集まって飲んだり、休日は同期とドライブやボーリング、ゴルフに出かけたりした。知り合いが誰もいなくて休日やることがないという事態には全く陥らなかったかな。

入社して半年くらいたったころに恋人もできた。同じ会社の別の支店に勤務してる子で、就活中に会社の説明会で自分の前の席に座っていた人だった。こっちはその子と初めて会った時から一目惚れで、チャンスがあったら付き合いたいなと思って何度か他の職場の同期も誘って土日に遊んだりした。

田舎の会社だから、誰がどの人を好きとかの情報は口コミで一瞬で広まる。自分たちの知らないとこで噂が広まって、お互いが両思いであることを知って、数回のデートを重ねてから付き合うことになった。二人の初めてのデートは長野と富山の県境にある黒部ダムにいったかな。室堂とっていう、標高2,000メートルを超える場所までゴンドラで登ったんだけど、雲一つない快晴に恵まれて、あの時の青空と山並みは本当に綺麗だった。一生のうちで一度しか出会えない絶景だった。告白は自分の方から姨捨っていう夜景がとても美しいサービスエリアでしたかな。本当に懐かしいし、楽しかった!!

一人ぼっちで見ず知らずの土地に行っても、交友関係で困るということはなかったし、素敵な出会いもあった。

休日は大自然に触れ合う

仕事が休みの日は自然のあるところに出かけた。長野市の中心部に住んでいたけど、車で15分くらい走れば、すぐそこに大自然がある。車の窓を開けて早朝の清々しい空気に触れるのは本当に気持ちがいいもんだ。空気が新鮮で、大都市に住んでたら満喫できない贅沢だったね。

長野近辺だけでも車でぱっと行ける大自然スポットは数えきれない。戸隠高原、飯綱高原、斑尾高原、白馬村、志賀高原、黒姫高原と、どこへ行くにも渋滞なんてないし、車で一時間もかからずいけてしまう。長野市近辺だけでもこれだけあって、上田や松本、諏訪、飯田の方も含めると夢は無限に広がるよ。

とにかく色んなところに出かけた。長野に住んでいた期間は4年間だったけど、地元の誰よりも長野県の観光地や地名に詳しくなった。地元にずっと住んでいる人からオススメのスポットを聞かれるレベルの「長野博士」だったね。

忙しさを求め、東京の会社に転職

新宿

長野での生活の良いところばかり書いてきたけど、勿論不満に思うところもあった。仕事だよね。

地方の会社は時間の流れるスピードが都会に比べるとゆったりしてる。東京や大阪に比べるとせかせかしていないし、のんびりと働いているイメージが強い。要は、圧倒的大多数の人間が忙しく働いて交わる大都市に比べるとみんな暇ってこと。

東京で働いている大学の同級生の話を聞いてると、皆忙しく働いてて、社会人・ビジネスマンとしてスキルは明らかに高い。同じ年齢なのにどんどん置いてきぼりにされてしまう感覚に耐えられなかった。よく言えばホワイトだけど、悪く言えばぬるま湯につかったような職場で仕事をしてても、ますます周囲との実力差が開いていってしまう一方だと感じたんだよね。

長野で生活するのはとても幸福だったけど、自分の場合、仕事は長野だと不十分だったってこと。大学卒業後にそのまま長野の会社に入って、4年間生活した。長野が第二の故郷と言えるレベルになった時点で東京の会社に転職する決断をして、Iターン生活に終止符を打ちました。

Iターンするか迷ったら

戸隠

よかったところ

都心では得られない体験ができることは素晴らしいね。自然が好きな僕の場合、すぐそこに大自然が待っている環境はこの上ないものだった。東京や大阪では得られない満足感があるのは間違いない。

ただ、都心に住んでいる人の場合、「無いものねだり」で自然を求める傾向にあるのも事実。Iターンすると自然がいつでもすぐ近くにある状態にある程度慣れてしまうから、やっぱり都会がいい、となってしまう人もいるだろうから注意した方が良い。

よほどの過疎地でない限り、地方でも生活するには全く困らない。コンビニやスーパーも最近では沢山あるし、病院、レストラン、居酒屋にも事欠かない。映画館だってあるし、東京みたいに並ぶこともない。交通渋滞はないわけではないが、混み過ぎて動かないなんてことはまずない。むしろ、行きたいところにスッといけて、地方の方が利便性が高いとも感じるかな。

不動産も安い。家を借りるのも、東京都心の半値で倍以上の広さの家に住めてしまう。そこそこの会社に勤めれば給料だって悪くはないから、低コストでいい暮らしができる(役所、金融機関、その他年商で数百億円以上の地場の有力企業でないと給料は厳しいかもしれない)

悪かったところ

Iターンは「仕事で人より上を目指したい」「頑張って働いて給料を上げたい」という考えの人には向いていないかな。上述した通りで、都会に比べると仕事の量もスピード感も圧倒的にゆったりしてる。

地場企業でいくら高い成績を上げても、余程でない限りは「お山の大将」止まりですよ。若いうちはとにかく経験を積んでおきたいという人は大都市で働いた方が良いかな。万が一合わなかったとしても、周りに企業の本社が沢山あるので、転職もしやすいよ。

知らない土地で生きるのはリスクもある。人の数が少ない分、コミュニケーションの密度は上がる。地元意識の強い人が多いから、一度「よそ者」扱いされるとそれを払拭するのは中々難しい部分はあるよ。

あと、いわゆるデートスポットと言われる場所は東京などの大都市と比べるとどうしても限られてくるから、どこ行っても知り合いに会ってしまう確率は高い。

寒さや暑さに弱い人も注意が必要だよ。僕の場合はIターンしたのが長野だったけど、もともと寒さに弱いから冬場の凍えるような冷え込みには本当に堪えたね。長野市の中心部であっても11月の時点で東京の真冬ぐらいの寒さになる。一番寒い時期になると氷点下10度とかの世界になる。

最後に

Iターンすると今まで味わったことがないような生活環境に出会えるので、限りある人生の中では貴重な選択になるね。一方で、得られるものがあると同時に失うものもあるのが事実。田舎には田舎の魅力があるし、都会には都会の良いところがあるよ。都会が嫌いだからという理由だけでIターンという選択をするのはやや早急だと思う。

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