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コスト削減コンサルを導入する際に理解しておくべきメリットとデメリット

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小部屋で議論するコンサルタントと企業担当者

総合経費削減って、経営企画や管理部門の方だったら聞いたことあるかもしれません。経費のうち、人件費と直接費を除いた間接費全般の部分でコスト削減のお手伝いをしてくれることをいいます。一口にコスト削減コンサルといっても分野は膨大にありますが、今回はコスト削減を考える際に総合経費削減のコンサルを入れるべきか、入れないべきか、メリットとデメリットを交えて考えていきます。

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日本国内のメインプレーヤー

総合経費削減を取り扱っている国内の主要企業はこれから話すような企業です。名前を聞いたり実際に商談したことのある企業もあるかもしれませんが、メインどころを記載します。

ディーコープ

国内で総合経費削減のビジネスを行っている会社の中では最大手に当たり、ソフトバンク系列の会社になります。サプライヤー(取引業者、またはその競合)から見積りを取る所までを支援してくれるので、アウトソーシングの意味合いが強いです。

ATカーニー

外資系コンサルティング企業の日本法人。大手企業を中心にこちらも様々な企業に食い込んでいる。金融法人との取引が多い。アドバイス業務に特化しているため、実際に手を動かしてコスト削減を担うのは導入した企業の担当者です。

ビジネス・パートナーズ

大手金融機関出身者で構成される千代田区丸ノ内にオフィスを構える企業。こちらも業界では比較的古株の会社。

PSI

旧購買戦略研究所で、外部調達費用のコスト削減の領域では草分け的な存在。みずほ銀行と業務提携しており、仲が良い。中小企業の支援に強い。完全成功報酬体型。

リレーションズ

2009年に大阪で設立された比較的新しい会社。現在は東京都渋谷区に本社機能あり。低い手数料率が売りな印象。

プロレド・パートナーズ

東京都港区に本社を置き、設立は2008年。こちらも業界では新興勢力。ノバレーゼやリコーといった大口クライアントを持つ。

アライアンスパートナーズ

賃料改定コンサルティングが祖業の会社で、数年前から総合経費の取り扱いも始めている。

ウィザーズプラス

りそな銀行出身の経営者が舵を取る新興企業。大手企業にも比較的食い込んでいる。

導入するメリット

僕は基本的に企業がコスト削減を考えるのであればコンサル導入をすべきと考えますが、その理由は下記に記載するようなメリットがあるためです。今コンサル導入を検討してる企業、これからコンサルを入れようか検討してる企業の参考になれば幸甚です。

コスト削減の仕組化ができる

コンサルの仕事はクライアントの経費削減を行いフィーを稼ぐことです。彼らも闇雲に下がるか下がらないか不明な費目に取り組むわけではなくで、きちんとデューデリを行った上で、削減の余地があるものだけをターゲットに仕事をしようとします。

そして、良いコンサル会社はクライアントと長期的な関係を維持しようと努めるので、顧客の側から特に要望しなくても、情報だけ渡しておけば定期的にコスト削減の取り組みを推奨してきます。

その為、導入する企業としては自社の担当者が異動しても継続的にコスト削減に取り組める土壌ができます。

サプライヤーもあの手この手で、一度適正化したコストであっても徐々に値上げしてこようとします。コンサルをいれて仕組化しておけば、常に適正なコストで経営できる可能性が高まります。

自社で取り組むより効果が出やすい

餅は餅やです。先程も言ったように、彼らはコスト削減をすること自体が商売です。当然、他にも本業があるなかで片手間でコスト削減に取り組む企業側の担当者とは知識やノウハウに関する知見が優れています。

勿論、手数料は発生しますが、短期間でより大きなコスト削減実績を作りたい場合は向いていると言えます。

担当者が本業に専念できる

これはアウトソーシングのメリットですね。コスト削減に腰を据えて取り組む場合、現状の契約内容の整理から始まり、削減余地の調査、サプライヤーの業界の動向・競合状況の調査、サプライヤーとの面談と、一つの費目を考えただけでも結構な手間がかかります。多数の費目をやるとなると大変なことになります。

コストを下げつつ、担当者は従来通り自分の仕事をしっかりできる。これが理想の姿でしょう。

客観的視点で調達価格を評価できる

また、長期間同じ業者とやりとりしていると、甘えや柵が生まれて客観的に自社のコストを評価できなけなってきます。

ビジネス上の互恵関係が強い業者が供給する費用は対象にしないという選択肢は勿論ありますが、そうでないものについては客観的な目線でメスを入れることも大切です。

結果として、企業の調達コストは下がるのです。だからこそ外部調達費用削減の領域に新しいプレイヤーが続々と参入してきているのです。

導入するデメリット

上記ではコンサル導入時の良い所だけを話しましたが、勿論デメリットはあります。導入を考える際の検討材料にしてもらえますと幸いです。

費用がかかる

当たり前ですが、コンサルを導入する最大のデメリットは費用がかかることでしょう。成功報酬体型の契約がほとんどですが、それでも費用と言えば費用です。

業界の標準的な水準としては、下がった分の半分を手数料としていただくのが一般的です。

自社で取り組んだ場合は一切発生しないわけですから、高額な費用ではあります。数億円のコスト削減に成功し、数億円のフィーを支払うというのはザラにあります。

手間だけかかって成果が出ない懸念

基本的にはコスト削減のシナリオ作りから相見積りの取得まで全て対応してくれるコンサルが多いですが、それでも会社としてそこを採用するとなれば手間は当然かかります。

コンサルティング会社との商談、資料の提出、社内稟議、日々のやりとり等、何もしていないときと比べれば、当然に仕事量は増えます。

特に外資系の場合はアドバイスに特化しており、手を動かしてくれないことも多いので、その際はさらに負担感は増えます。

取引先との関係悪化の懸念

既に使っている業者に値下の話をするわけですから、当然お願いされる側は良い顔はしないです。

ただし、ここは考え方の問題で、適正な水準より価格が高いものについてだけ取り組むので、安いものをさらに安くして欲しいとお願いするわけではありません。吹っ掛けられた価格で契約してるケースは結構ありますからね。

コンサルフィーがネックで導入に迷ったら…

フィーがかかるというのは確かにネックですが、そのまま高いコストを放置してしまうより、中長期的に見た場合にかかるコストは、はるかに安くなります。

自社に大々的なコスト削減を行うリソースがないのであれば採用した方が利口だと、僕は思います。

また、コンサルの提示してくる手数料体型ははっきり言って、言い値です。業界の平均的な水準を上手い説明の仕方をして提示しているのです。

つまり、契約前の段階でコンサルフィーを下げて欲しいと依頼すれば、大抵の場合は下げてくれます。費用がネックで導入に迷うのであれば試してみましょう。

コストが大幅に下がった時に担当者はどう考えるべきか?

実際にコンサルを入れてかなりコスト削減が実現してしまった場合、総務や購買の担当者は今まで何をやってたんだ?と言われるのが怖い気持ちはよくわかります。コンサルを導入することで、コストは下がるが自分たちの経営者からの評価は落ちてしまうのではないかと。

確かに一理あるかもしれませんが、やはり際立つのは実績でしょう。上の人間というのは数字を気にしますから。それに、優秀な経営陣であればそんなことは最初から想定して決裁してるはずです。コストが下がる事に期待してコンサルを採用するのですから。

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